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メンテナンス・サポート

エンジンは水洗洗浄しよう!

船体の修理や艤装関連の紹介をしているハマちゃんです。

エンジンの水洗洗浄は行っていますか?

陸上に保管している船は容易にエンジンの洗浄は可能ですが、海上係留となるとなかなか洗浄できません。

近年の船外機は、水道設備が無くともポリタンク等に溜めた水を利用し海上でもエンジン内部を洗浄出来る様になっています。

エンジンの水洗いを行わないとどうなるでしょうか?

内部の洗浄を行わなかったら?

以下の写真は、船外機の出力が上がらないとの事で修理に持ち込まれた物です。

写真に写っているのはシリンダヘッドの部分です。

比較用に同箇所の新品も掲載しています。

こちらが取り外したシリンダヘッドこちらが取り外したシリンダヘッド

そしてこちらは新品のシリンダヘッドそしてこちらは新品のシリンダヘッド

内部が錆だらけ!

写真に写っているシリンダヘッドの右側のバルブ部分が錆ついています!

原因は、船外機内部を長期間水洗洗浄を行わなかった為でした。

エンジン内部で海水の塩が固まり冷却経路のアルミ部分が腐食、そしてエンジン内に穴が空いてしまい海水が燃焼室に入り込んでしまった為、

その結果、内部に錆が発生したようです。

隣接するバルブにも錆の影響が・・・・隣接するバルブにも錆の影響が・・・・

こちらは錆びついてバルブが動作しませんでした。こちらは錆びついてバルブが動作しませんでした。

以下の写真の様に、冷却経路を塩の塊が塞いでしまっています。

冷却経路を塞いでしまうと、エンジンが十分に冷却されずオーバーヒートの原因にもなります。

 

塩の塊で冷却経路を塞いでしまっています。塩の塊で冷却経路を塞いでしまっています。

こちら新品の同部分。こちら新品の同部分。

エンジンはしっかり手入れしよう!

オイルが漏れていないか?冷却水はしっかり排出さているか?など普段から船外機の様子を見ておくだけでもトラブルの原因解明に繋がります。

 

長く船外機を利用するためにも水洗洗浄を行いましょう!

海上係留でも船外機を水洗できるキットがあります。↓

水洗洗浄キットはコチラ