ヤマハ藤田 シーサイドクラブ
米国のリーガルマリン・インダストリーズ社(Regal Marine Industries lnc.)は、1969 年、ポールとキャロルのクック夫妻( Paul and Carol Kuck) によって設立されて以来、ずっとクック家によるファミリービジネス企業として存在してきました。
創設者のポール・クックは、リーガルよりも大きく、歴史あるビルダーが存在した時代に、世界最大のマリン業界団体であるNMMA (National MarineManufacturers Associ a tion =米国マリン工業会)の会長に選出されたこともある人物。彼は2006 年に亡くなりましたが、翌2007 年には、NMMAのホール・オブ・フェイム(Hall of Fame =いわゆる「殿棠入り」)に叙せられています。
欧米のボートビルディング界において、ファミリービジネスによる経営形態は以前に比べて少なくなりましたが、同社は、そんな中でも特に成功を収めたところの一つといえるでしょう。現在のリーガルは、2 世代目にあたるデュアンとティム(Duane and Tim Kuck) が率いていますが、すでに3 世代目のジェイク(Jacob “Jake” Kuck) と祖父と同じ名前を持つポール(Paul Kuck) も経営に参画。安定した企業活動が続いているようです。
今回は、そんなリーガルのラインアップから、呼称33 フィートクラスのバウライダー、330BX を取り上げることにします。
リーガルに対してボートユーザーが持つイメージは、スポーティーなモデルをラィンアップしているプランド、というところでしょうか。ランナバウトやバウライダー、ェクスプレスクルーザーなどが得意なビルダーという印象を持つ人が多いようです。実際、このプランドのラインアップはそういったモデルで占められていますし、大手市場調森会社のJ. D ・バワー(J.D. Power) がモーターポートやモーターヨットを顧客満足炭調査の対象としていたころは、ランナバウトやパウライダー、エクスプレスクルーザーといったカテゴリーの上位には必ずリーガルが含まれていました。
330BX は、そんなリーガルの得意分野のモデルの一つ、ということになるでしょう。(以下続く)
REGAL 33 OBX
全長 10.40m
全幅 3.20m
重量 5.216kg
エンジン YAMAHA船外機F300HP×2(600HP)
燃料タンク 939L
清水タンク 110L
定員 12名
REGAL JAPAN TEL 079-322-8800
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